日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、鳳凰戦A1リーグの最終節A卓が12月8日に行われ、吉田直が+119.5と今期の同リーグ最高スコアとなる卓内トップで、大逆転でのリーグ残留を決めた。
前節を終えて▲229.7と、参加13人中最下位と降級寸前だった吉田だが、1回戦からトップを取ると、ここから猛ラッシュ。2回戦は2着だったが3、4回戦とトップを取り、4戦3勝、全連対。1人浮きのトップで一気に降級圏から脱出に成功した。「今期は不甲斐ない麻雀を打っていたので降級しても仕方ないかなと思っていましたが、最後の2節はいい麻雀を打てたので来期に繋げたいと思います」と、ホッとした表情だった。
【試合結果】
1位 吉田直 +119.5
2位 瀬戸熊直樹 ▲0.9
3位 西川淳 ▲47.3
4位 紺野真太郎 ▲71.3
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
(C)日本プロ麻雀連盟チャンネル