Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」12月9日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)。今期、未勝利と苦しい戦いが続く中、開幕から2カ月が経過したところで、待望の1勝を抱きかかえられるか。
【中継】大和証券 Mリーグ サクラナイツvsABEMASvsフェニックスvs雷電
普段から明るく振る舞う日向はチームのムードメーカーだが、やはり勝利が遠いと試合後のロッカールームへの足取りも重くなりがち。毎試合、仲間が力強く会場に送り出すチームだからこそ、今日こそは笑顔で帰りたい。この不振から一度抜け出しさせすれば、過去全てのステージをプラスで乗り切ってきた粘り強さも戻ってくる。
勝利が是が非でもほしいのはTEAM雷電・黒沢咲(連盟)。前回、チームは痛い連続ラスを引き、もうすぐ迎えるレギュラーシーズンの折り返し地点を前に、7位にも大きく離される最下位に沈んでいる。少しずつマイナスポイントを減らしていくという考え方もあるが、この状況では2戦で一気に100ポイント以上稼ぐ連勝のような、大きなインパクトで雰囲気をガラリと変えたい。
一時は苦しんだものの、ようやく調子も落ち着いてきたのがセガサミーフェニックス。極端に成績が落ち込む選手もなく、少しずつ調子が上向いている。大黒柱・近藤誠一(最高位戦)も、あとトップ1回取れば、プラス域に復帰できる程度のマイナス。オーラスでの逆転劇も目立つ千両役者からは、最後まで目が離せない。
上位の常連、KADOKAWAサクラナイツもプラス域のリーグ4位と、定位置に戻ってきた。エース内川幸太郎(連盟)は、まだ個人20位と求める成績からは遠いが、ここからの巻き返しを予感させる戦いぶりが増えてきた。華麗な手順でファンを魅了する“サクラのプリンス”が、勝利に微笑むか。
【12月9日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人20位 ▲46.1
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人31位 ▲189.0
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人18位 ▲24.3
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人26位 ▲139.5
【12月7日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +469.5(38/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +325.7(38/90)
3位 渋谷ABEMAS +94.2(38/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +36.5(38/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲26.4(38/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲90.6(38/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲250.9(38/90)
8位 TEAM雷電 ▲558.0(38/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





