長年磨き続けた勝負感覚が、この日はしっかりとハマった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」12月9日の第2試合、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が今期5勝目となるトップを獲得。相手の動きを読み切り、いらない牌は切り飛ばす快活な麻雀に視聴者は沸いた。
この試合の対局者はTEAM雷電・本田朋広(連盟)、沢崎、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)の並びで始まった。沢崎は東2局、先行リーチの茅森へ追っかけを敢行。これを茅森から討ち取ってリーチ・一発・タンヤオ・ドラ2の1万2000点を獲得し、チームとして11月22日以来の勝利へ向けて好スタートだ。さらに沢崎は東4局2巡目、ドラ2の七対子をテンパイすると發待ちでリーチ。これを白鳥からアガってリーチ・七対子・ドラ2の8000点(+600点)として、1人大きく抜け出した。
その後の沢崎は老獪な打ち筋で甘い牌を打たず、またライバルの親リーチは子方にアガってもらうなど戦略も駆使。トップを譲ることなく、南4局1本場も2着目の茅森が仕掛けている中で、ドラの白を勝負してアガリ切り、今期5勝目を獲得した。
リーチは6回、チャンス手は厳しく攻めて、ピンチではライバルへ隙を見せない試合運び。会心の内容にインタビューで沢崎は「嬉しいですね、久々のトップ」と、試合中の険しさとはかけ離れた、好々爺然とした笑顔を見せた。最終局、ドラの白を勝負できたことについては「切った方がいいですよね。どこにあるかわかんないけど」と即答、また「茅森さんはテンパってないと思ってたから」と説明した。実際に茅森はイーシャンテンで、ドラの白は1枚ぷらりと浮いている格好だった。読みの鋭さ、押し引きが噛み合ったこの場面に視聴者も驚愕し、「流石やな」「シンプルながら強い打ち方」「こうゆう割り切れるのが強いんよな」と多数のコメントが流れた。
視聴者に対しては「いつも応援ありがとうございます。久々にトップを取って、チームに勢いが付くと思います。これからもチーム一丸となって、上位を目指していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と笑顔で感謝を述べ、愛刀サクラブレードを持って決めポーズ。この中継を解説していた藤崎智は「責任感の強い方なので、チームの優勝を目指してというのは日頃からおっしゃってるんでね、そこが今できていないので、チームの力にならないと、ということでしょう」と先輩の心境を慮った。
【第2試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)4万5800点/+65.8
2着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)2万4800点/+4.8
3着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)1万6700点/▲23.3
4着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)1万2700点/▲47.3
【12月9日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +469.5(38/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +325.7(38/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +83.9(40/90)
4位 渋谷ABEMAS +1.2(40/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲26.4(38/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲66.6(40/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲250.9(38/90)
8位 TEAM雷電 ▲536.4(40/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







