Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」12月10日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、KONAMI麻雀格闘倶楽部の高宮まり(連盟)。持ち前の攻撃的な麻雀も、開幕から2カ月が経過した今期は、なかなかパンチがクリーンヒットしていない。寒さも鬱憤も吹き飛ばす気持ちのいいトップなるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vs麻雀格闘倶楽部vsPirates
KONAMI麻雀格闘倶楽部は、首位EX風林火山を追うリーグ2位。新加入の伊達朱里紗(連盟)が個人1位の大活躍、同じく移籍で加わった滝沢和典(連盟)も個人3位と好成績を収めている。またエース佐々木寿人(連盟)もスロースターターながら、ようやく調子を上げて、プラス域に戻ってきた。ここで高宮が復調すれば、首位への道のりもぐっと短くなる。
追いかけられるEX風林火山は二階堂瑠美(連盟)に初戦を託した。こちらも昨年の優勝メンバーである二階堂亜樹、勝又健志(いずれも連盟)、新戦力の松ヶ瀬隆弥(RMU)の3人が好調。瑠美だけがマイナスをたたいている。試合を楽しむ笑顔に陰りは見えないが、ファンは勝利を振り返る満面の笑みでのインタビューが見たい。
U-NEXT Piratesのリーダー小林剛(麻将連合)は、この試合が今期9戦目。先日、麻将連合の最高峰タイトル・将王に自身4度目で輝き、変わらぬ勝負強さを見せることになった。Mリーグでも、少々マイナスしたところで、こんなこともあるのが麻雀とまるで慌てない様子が、頼もしさを増す。▲106.1のマイナスポイントを一撃で消し去る大トップを取っても、その涼しげな顔は変わらないだろう。
リーグ7位と、なかなかスッと浮上できない赤坂ドリブンズからは園田賢(最高位戦)が出る。今期は特に、試合後のインタビューがファンに好評で、トップでもラスでも、時間いっぱいまでしゃべり倒し、前回は他者のインタビューにも突如カットインした。とはいえ本人は、トップインタビューの方がのびのびと話せるのは間違いない。特大トップを決めた暁には、そのしゃべくりは何分に達するか。
【12月10日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人19位 ▲24.5
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟) 個人21位 ▲51.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟) 個人28位 ▲150.1
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人25位 ▲106.1
【12月9日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +469.5(38/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +325.7(38/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +83.9(40/90)
4位 渋谷ABEMAS +1.2(40/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲26.4(38/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲66.6(40/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲250.9(38/90)
8位 TEAM雷電 ▲536.4(40/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





