今月2日、自らが顧問を務める石破派を派閥から議員グループに変更することを発表した自民党の石破茂元幹事長が12日、ABEMA『ABEMA的ニュースショー』に出演。若者の投票率が低いこと、政治への関心の低さについて意見を求められ「白票でもいい。投票を義務とすべき」などとする持論を展開した。
昨日11日に秋田県の高校生と同様の議論をしたことを明かした石破氏は「このまま行ったら、若い世代は大変なことになるという危機感が伝わってないのでは」と私見を述べると「80年経ったら日本人は半分になる。若い人たちはどうなるのか。我々は“逃げ切り世代”と言われるが、自分たちの間だけよければいいなんて思っていない。若い方に『いま、一緒に行動しよう』と一生懸命語るから、ぜひ応えて欲しい」と訴えかけた。
また石破氏は投票率向上のための対策にも言及。「行っても行かなくてもいいではなく、義務にしてもいい。自分の国や地域がどうなるのかに意見が無いというのは、国民、市民がやっていいことですか? そうは思っていない。入れたい(投票したい)政党が無い。政治家もいないとも言われるが、だったら白票を入れてくださればいい」と主張した。
これに対して政治ジャーナリストの青山和弘氏が「白票の数は発表するが、白票が増えるような選挙制度は良くない。ただでさえ選択肢が少なかったりするので、そのあたりも与党野党が考えて行かないといけない」と応じると、石破氏は「皆が必ず投票に行くということになると、政党の側も変わる。投票数が少なければ組織政党の方が強いが、皆が投票に行くということになれば、政治の側も必ず変わっていく。投票が義務制になっている国もたくさんある」と反論した。
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側