将棋の叡王戦段位別予選(四段戦)が12月14日に行われ、服部慎一郎四段(22)が山本博志四段(25)に79手で勝利、四段戦を勝ち抜け本戦出場を果たした。
同日、古賀悠聖四段(20)に勝利し、四段戦決勝に進出していた服部四段は、先手番から居飛車で指し進めると、後手の山本四段が得意の三間飛車を採用して、対抗形の出だしに。序盤から山本四段がするすると銀を進めてくるところに、玉を立って受ける柔軟な対応を見せると、5筋から始まった戦いでペースを握り、タイミングよく8筋を突いて相手の玉頭攻め。攻め手に勝り、持ち時間でも余裕を持ちながら戦い続け、終局時でも約半分時間を残しての快勝となった。
今年度、加古川青流戦でも初優勝している服部四段だが、この日の2勝で年度成績は38局で30勝8敗、勝率は.7895まで上昇した。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。14人が参加する四段戦は優勝者が本戦に進む。昨期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)