将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が12月16日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)と三浦弘行九段(47)が午後7時から対局を開始した。本局はAブロックの決勝で、勝者は本戦出場が決まる。
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:16期)、第79期名人でA級以上は12期。タイトル獲得数は29期で、歴代4位・現役2位。11期獲得の竜王、初獲得から9連覇中の棋王では、それぞれ永世称号の資格を持つ。棋戦優勝も11回。20歳で初タイトルを獲得して以来、約17年にわたり一冠以上を保持するトップ中のトップだ。
三浦九段は、1992年10月に四段昇段。竜王戦2組(1組:13期)、順位戦B級1組(A級:19期)。タイトルは棋聖で1期、棋戦優勝は3回。将棋界の中でも、大の将棋好きとして知られ、あらゆるところで詰将棋を解いているといった話は、ファンの間でも有名だ。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。30人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は三浦九段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






