悔やんだラスはすぐに拭い去り、また新しく進撃の道を切り拓く。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」12月16日の第1試合、KONAMI麻雀格闘俱楽部・伊達朱里紗(連盟)が今期5勝目を獲得した。
ルーキーイヤーながらここまで個人首位、+233.0と大活躍してきたが、前回ついにMリーグでは初のラスを引いた伊達。ここでどのような内容を見せるのか、真価が問われるこの試合の対局者は赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、伊達、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)の並びで始まった。
伊達はこれまでの試合通り、鳴きとリーチを駆使して多くの局に参加。トップ目の松ヶ瀬を2番手から追う形で南入した。南1局1本場、伊達は赤とドラがある配牌を手にすると、第1ツモで自風の西を重ねる。さらにドラを引き、西をすぐ松ヶ瀬からポン、その後は自力でテンパイし、5・7・9筒から9を選んでカン6筒待ちだ。これを即座にツモって西・赤・ドラ2の8000点(+300点、供託1000点)のアガリ。ドラを重ね、自風が鳴けて、待ち選択を間違えることなくすぐにツモ。伊達はこれでトップ目に立った。勝ち運は伊達にあるかと視聴者は賑わい、このまま逃げ切れるかどうかに注目が集まる。
しかし一流プレイヤーが集うこのリーグ、そう簡単に物事は運ばない。南2局、南3局と伊達はライバル松ヶ瀬の猛反撃にあい、南4局は迎えて松ヶ瀬を5400点差で追う立場となっていた。ここで伊達にドラ6索が一枚、逆転を目指せる配牌が入る。4巡目にドラを重ね、高打点の雰囲気が漂うと、11巡目に先制リーチ。ドラが雀頭、跳満含みの大物手だ。なんと伊達はこれを一発でツモ、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラ2の1万2000点を完成させた。道中、鳴いて手を進める選択もあっただけに、解説の渋川難波(協会)は「何も鳴かなかったのがうまくいきましたね」と評価した。局数は最小の8局ながら放銃は0でアガリは3回。攻守のバランスの良さが光る好内容で逆転トップ、今期5勝目をもぎとった。
インタビューに登場した伊達は前回のラスに思いを馳せ、「もしかしたら南場の親の手組一つでラスじゃなかったかも、という後悔があった」と明かし、そこからすぐにトップが取れたことには「ほっとしてます」と笑顔を見せた。
レギュラーシーズンもほぼ中間地点。伊達はこれで個人成績において2位の松本吉弘(協会)を大きく突き放し、トップの+300.4ポイントとした。またリーグ史上初の10万点超えトップを記録した上でラスはまだ1度きりと、“前半戦MVP”と呼べるほどの大活躍を見せている。視聴者からはこの勝利への祝福コメントに加えて、「かわいくて強くて最高です」「伊達は攻めるところでしっかり攻めるし、守備力もかなり高いよな」と絶賛の声が多数寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)4万7400点/+67.4
2着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)3万4800点/+14.8
3着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)1万5100点/▲24.9
4着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)2700点/▲57.3
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







