Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」12月17日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ最年長のベテランながら、個人3位と活躍中のKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)。今夜も若手に負けないタフな麻雀で、相手を翻弄するか。
【中継】大和証券Mリーグ サクラナイツvsABEMASvsフェニックスvsPirates
沢崎は現在66歳で、Mリーグ32選手の中で唯一の60代。しかしその打ち回しは若々しく、終盤に勝利が見えたところでは「今夜は帰さない」とばかりに、貪欲にアガリを目指していく。押し引きのバランスも絶妙で、攻めると思われたところでピタッと相手の当たり牌を止める技術も抜群だ。
個人成績で沢崎に次ぐのが、個人16位のセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。今期は、例年よりも攻撃重視、高打点重視となり、前日までの平均打点は8111.53点と、子の満貫を超える。メンタル面でもブレることなく打ち進めることで、相手からも気配を読み取りにくい選手と言えるだろう。
U-NEXT Piratesの石橋伸洋(最高位戦)は▲49.9と、プラス域復帰までもう一息。チームは朝倉康心、瑞原明奈(いずれも最高位戦)が3ケタプラスで活躍中。リーダー小林剛(麻将連合)の調子が今ひとつのところ、石橋が2人に続くプラス選手になれば、チームはさらなる上位争いができるようになる。
今期、苦しい戦いが続いているのは渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)。今期9戦で、まだ初勝利が手にできていない。懸命に打つ姿をファンも後押しするが、あとはどこまで腕を振り切れるか。もともとが守備意識の高い選手だけに、大きなマイナスを抱えても、力強く前に出る覚悟も必要だ。
【12月17日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人3位 +174.8
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人31位 ▲258.7
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人16位 +4.4
U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦) 個人20位 ▲49.9
【12月16日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +337.2(44/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +299.5(44/90)
3位 U-NEXT Pirates +73.4(42/90)
4位 渋谷ABEMAS +47.1(42/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +42.2(42/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲35.2(42/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲186.6(44/90)
8位 TEAM雷電 ▲577.6(44/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





