将棋の棋王戦挑戦者決定二番勝負の第1局が12月21日に行われ、永瀬拓矢王座(29)と郷田真隆九段(50)が午前10時から対局を開始した。勝者組トーナメント優勝の永瀬王座は勝利すれば挑戦権獲得が決定、敗者復活戦から勝ち上がった郷田九段は、本局を含めて2連勝が必要だ。
【中継】棋王戦 挑戦者決定戦 第一局 永瀬拓矢王座 対 郷田真隆九段
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:5期)、順位戦A級(A級:1期)。タイトルは3連覇中の王座を含め、通算4期。棋戦優勝は、若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回の計2回。将棋界屈指と言われる豊富な研究量と、確実に勝利をもぎ取りに行く負けない将棋が特徴的な棋士。そのため千日手、持将棋も多い。
郷田九段は、1990年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組:18期)、順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは通算6期、棋戦優勝は7回を誇る。本格派の居飛車党として知られ、対局中の姿勢でも他の棋士から見本とされるような棋士だ。
両者の対戦は過去に9回あり、永瀬王座の5勝、郷田九段の4勝と拮抗している。現タイトル保持者は、渡辺明棋王(名人、王将、37)。
持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は郷田九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)