将棋の叡王戦段位別予選(六段戦)が12月23日に行われ、村田顕弘六段(35)が大橋貴洸六段(29)に132手で勝利した。村田六段は、午後2時から本戦出場をかけたブロック決勝に進出する。
相掛かりで始まった一局は、角換わりのような進行を辿ると、大橋六段が厳しく攻めこんだところを、村田六段が薄い玉形ながらもしのぎ続け、難解な中盤を抜けたところでは優勢に。中段玉、さらには入玉寸前まで浮いたことで大橋六段の攻めをかわすと、攻めの手番が回ってきたところで、踏み込み鋭く大橋陣を攻略した。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。24人が参加する六段戦は2組に分けて行われ、各組の優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)