将棋の叡王戦段位別予選(八段戦)が12月23日に行われ、野月浩貴八段(48)と糸谷哲郎八段(33)が午後7時から対局を開始した。本局はCブロック決勝で、勝者は本戦出場が決まる。
野月八段は、1996年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級1組。棋戦優勝は2回。居飛車党の棋士で相掛かり、横歩取りなどが得意戦法。また将棋界では屈指のサッカーファンとして知られ、将棋とサッカーのコラボイベントも企画、出演経験がある。
糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:8期)、順位戦A級(A級:4期)。タイトルは竜王1期、棋戦優勝は新人王戦の1回。早見え早指しが特徴的な棋士で、また独特な指し回しは「糸谷ワールド」と呼ばれることも多い。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。25人が参加する八段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は糸谷八段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






