予想の遥か上を行く仕込みに、ファンが大いに沸いた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」12月28日の第1試合は、EX風林火山の松ヶ瀬隆弥(RMU)が繊細さと剛腕を織り交ぜた闘牌で快勝。晴れやかな表情で勝利者インタビューに登場すると、ラストで独特な験担ぎを明かした。
この日は今年最終日。チームは2位ながらもここまで14戦トップなしと足踏み状態で、そんな状況下での登板に気合を漲らせた松ヶ瀬は、試合前から「トップを取る」とチームメイトやファンに宣言していたという。その言葉通り、松ヶ瀬は序盤から高打点のアガリを連発させて大トップ。勝利者インタビューで「いつになく気合が入っていた」「自分でも追い込んでいた」と試合を振り返ると、「うまくいって良かったなと、ホッとしてます」と安堵の表情を浮かべた。
「そのまま行きたい」。トップを走るKONAMI麻雀格闘倶楽部を猛追する大勝に気持ちを引き締めた松ヶ瀬は、リポーターからファンにメッセージを求められると、「普段はあまり『林』を使わないんですけど…」と左腕のリストバンドを見せた後、おもむろにズボンの裾をアップ。そこにカメラが向けられると、なんと両足首にリストバンドが装着されていたのである。「今日は、どうしてもトップを取りたくて」。なんとしてでもチームに流れを呼び込みたかった松ヶ瀬は、「足に『山』と『風』を付けてきたんですよ」「3つ付けたら勝てるかと思って…」と験担ぎを告白。以前、松ヶ瀬は今期から採用されたチームにちなんだ「風林火山」のリストバンドのうち、「山」と「風」の2つで「嵐」を完成、その試合でもしっかりと勝利を飾るなど誰よりも活用しているだけに、これにはファンも「松ヶ瀬、お茶目」「小ネタ草」「まさかの足」「風林火山愛がすごい」「少年漫画みたいで可愛い」と大ウケの様子だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







