米山隆一議員、衆院選後の炎上ツイートを振り返る「野党側はキャンペーンとしてジェンダーを前に出しすぎていたところがあると思う」
「私はジェンダー平等や気候変動も出し続けていいと思います。但し出す順番としては、(1)経済(2)福祉(3)ジェンダー・気候変動だと思います。(3)を1番に打ち出すと、「余裕のある人の趣味」に見られてしまうので。又(1)(2)についても「人に優しい経済、人に優しい福祉に改革する」という打ち出しだと思います。」
先の衆院選後、そうツイートしたことで物議を醸した衆議院議員の米山隆一氏。
28日の『ABEMA Prime』に出演した米山氏は「あれは言葉の選択を誤ったと思う。そもそも演説で新しいネタを話す場合には、小さな会場で反応を見ることがある。ただ、今回の選挙戦でジェンダー問題に触れたが、全然ダメだった。集まった人がシーンとしてしまった。しょうがないと思って、みんなの給料を上げましょう、正規雇用にしましょうと経済の話をしたら、ワッと反応が来るのが分かった。段違いたった。だから言葉は悪かったけれど、そういうことをちゃんとキャッチしなければ、政治にならないじゃないか」と真意を説明。
慶應義塾大学の若新雄純氏は「国語の問題だったら、米山さんが書いたことに問題はないと思う。つまりジェンダーや気候変動を一番目に持ってくると、経済的に困窮している人の問題もあるんじゃないか、本当にそれが一番目でいいのかという話になるので、軽視はしないが、三番目に置くよと。でも、米山さんはTwitterの民度を甘く見すぎだと思う。国語の問題のように真面目に解いてくれるわけないし、米山っていうおっさんのツイートの重箱の隅をつついてやろうかという暇人がいっぱい見ているわけだから」と指摘。
米山氏は「さらに“炎上ネタ”をぶっ込むと、野党側はキャンペーンとしてジェンダーを前に出しすぎていたところがあると思う。僕の発言はジェンダーの問題で悩んでいる人からしたら何だよと思われるだろうけど、貧困にあえいでいる人から見たら、ジェンダーをすごく前に出すことは、この人たちは何だよ、私たちは後回しかというのがあるわけだ。それに対する問題提起のつもりだった」と話していた。(『ABEMA Prime』より)
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