サーブで空振り!? 場内騒然の珍事に「えっ!? 記憶にない…」実況も絶句/ATPカップ
【映像】よもやの“空振り”でイチローばりの背面キャッチ
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 2年ぶりに新年にテニスが帰ってきた。男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」が1月1日に開幕し、初日のポーランド対ギリシャ戦では、ATPカップで人気急上昇中の“ペルちゃん”ことギリシャのペルボララキスにまさかのプレーが飛び出し、場内が騒然。実況も絶句する一幕があった。

【映像】よもやの“空振り”でイチローばりの背面キャッチ

 ペルボララキスはシングルスの世界ランキング399位。本来であれば通常のATPツアーには出場できない選手だが、ギリシャの2番手選手として3年連続ATPカップに出場中。未だ勝ち星がなく、試合前の段階で単複合わせて通算0勝8敗の成績だが、劣勢になっても奮闘する姿に日本ではファンが急増。試合を中継するABEMAの実況やコメント欄では「ペルちゃん」の愛称で人気となっている。

 そのペルボララキスに驚きの事態が起きたのはシングルスの試合終盤。会場の照明が目に入ったのか、サーブをよもやの空振り。ボールは自身の背中に当たってからコートを転々とした。本人もまさかの出来事に、一瞬、上空を見上げたペルボララキスは直後、苦笑いを浮かべた。サービスフォルトとなったこのプレーでは場内も騒然。さらにABEMAの実況席も「えっ!?」と絶句するほどの珍しいワンシーンとなった。

 背中にボールが当たった瞬間、左手がキャッチしそうになったため、放送席からは“イチローの背面キャッチ”とのコメントも聞かれたが、この空振りについてABEMA解説の小野田倫久氏は「(選手時代に)空振りをしたかどうか記憶にない」と話し、世界トップレベルの国別対抗戦で起こったまさかの事態に驚きを隠せない様子だった。

サーブで空振り!? 場内騒然の珍事に「えっ!? 記憶にない…」実況も絶句/ATPカップ
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 試合はそのままポーランドのマイクシャクが勝利し、これでATPカップ9連敗となってしまったペルボララキスだが、続くダブルスでは10試合目で遂に念願の初勝利。試合後は安堵の表情を見せた。

 ギリシャはポーランドに敗れており、予選通過のためには後がない状況に。この日は昨年の全仏オープンで準優勝しているエースのチチパスが、オフシーズンに受けた肘の手術明けのため、大事をとってシングルスを欠場。次戦以降はペルボララキスがナンバー1シングルスで登場することもありうる展開に。ダブルスの次はシングルスでも初勝利となるか…ペルちゃんの快進撃に期待したい。

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