大ベテランは進化を続けている。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」1月6日の第1試合、67歳を目の前にしたリーグ最年長選手であるKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が個人成績トップタイの6勝目を獲得。試合後は個人タイトルへの貪欲なコメントを残し、視聴者に今後の期待を抱かせた。
この試合の対局者はTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、沢崎、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)の並びでスタートした。沢崎は東3局2本場、東と北そして白と、役牌が3つも対子のチャンス手を迎えた。まず北から威勢よくポン、さらに東と白もポンであっという間の4センチ。2巡目に1索を捨てていながら、ソーズのホンイツをテンパイした。これを石橋からアガってホンイツ・東・北・白・赤の1万2000点(+600点)。この試合の主導権を握った。
さらに南1局、五万待ちで七対子をテンパイすると、瀬戸熊のリーチを受けた直後に、赤五万をツモ。ツモ・七対子・赤2の8000点を決めて、ダントツ状態へ。その後もベテランらしい丁寧な手順と危なげない試合運びで逃げ切りトップ。この試合、沢崎はなんとリーチ0回。今期ここまでマイナスを重ね、勝ち星から遠ざかっている不調者3人に対して、沢崎は積極的な鳴きと老獪なダマテンを駆使、貫禄の勝利を掴み取った。
年が変わってから、チーム初となるトップを飾り、勝利者インタビューで沢崎はご機嫌だ。「とりあえずチーム初トップ、それがよかったですね」と笑顔を見せた。この試合、5万5500点以上で終われば個人成績1位となることを確認していたと明かし、「役満アガりたいなと思っていたら五万単騎になって…」と、南1局の満貫に思いを馳せた。
個人成績で1位、つまりMVPになること、そして目の前の試合では最大得点である役満を狙うこと。いずれも並大抵のことではない。それを、さも当然というように語るベテランには、最年長リーガーとしての自信、そしてこれまでのキャリアから得られた余裕さえもある。今年の抱負は「決勝戦(ファイナルシリーズ)に行くこと」として、さらに「4人で元気よく」を付け加えた。親子ほどの年の差がある選手を束ね、機運を上げて目標へ近づく。その役目はやはり沢崎が担い、チームは初の優勝を目指して突き進む。
試合では鬼の形相を見せることもある沢崎だが、試合後はいつもニッコニコ。視聴者からは「かわいい!」「まむたん!」とエールが飛び、今後の登板にまたトップを期待する声が立て続いていた。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)4万3500点/+63.5
2着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万4900点/+14.9
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)1万9300点/▲20.7
4着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)2300点/▲57.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







