“メッシ似”の選手が豪快ボレーの珍事 「あ、蹴ったんですね…」解説も驚き/ATPカップ
【映像】よ~く見ると“メッシ似”
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 1日からオーストラリアで開催されている世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」。5日目のスペイン対セルビアの試合において、テニスの試合でありながらサッカーのようなシーンが2度も展開される一幕があった。1度目の選手はアルゼンチンのスター選手であるメッシに似ていたことから、ネットからは「メッシだから足出ちゃう」などのツッコミも飛んだ。

【映像】実際のシーン
 
 まずはシングルス第2試合、セルビアのラヨビッチとスペインのバウティスタ・アグートの一戦。このカードは2年前のATPカップ決勝以来で、初代王者を争った二人が、今年のATPカップでも顔を合わせた。

 ラヨビッチが第1セットを落とし、第2セットも苦しい展開となった第4ゲーム、アグートに揺さぶられながらも懸命に返球したショットがわずかにアウト。すると、このミスにメンタルが大きく落ち込んだのか、次の瞬間、相手コートから戻ってきたボールを左足で豪快にボレーシュート。しかし、ボールはスネに当たってしまい捉えきれず、明後日の方向へ…客席に飛び込んでしまった。

 当たり前だが、テニスボールはサッカーボールに比べて直径およそ10分の1と遥かに小さく、足でボールをコントロールするのは非常に難しい。リプレー映像を確認したABEMAの放送席から「あ、蹴ったんですね…」と驚きのコメントが飛び出すと、視聴者からはラヨビッチがメッシに似ていることから「メッシだから足出ちゃう」などの意見も寄せられた。 

“メッシ似”の選手が豪快ボレーの珍事 「あ、蹴ったんですね…」解説も驚き/ATPカップ
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 続いてはダブルスの試合での出来事。スペインのマルティネスがポイント間にボールを蹴ってしまうが、これがスロー映像で流れたセルビアペアのハイタッチにかぶってしまい、悪目立ちする形に。

 日本ではテニスボールを蹴ることはご法度とされ、ラケットや周りのものに当たってはいけないと教えられるのが一般的。だが、プロテニス選手の中にはサッカーも好きな選手も多く、オフにサッカーで遊んだり試合を見に行ったりすることもある影響か、ボールを蹴るシーンは度々見受けられる。

 試合はスペインがセルビアを2-1で下してグループA首位となり、グループリーグが終了。各組1位の4チームで行われる決勝トーナメントに駒を進めた。スペインは今大会、大黒柱のナダルを欠いているが、近年の団体戦でも見せている層の厚さでここまで危なげなく勝ち進んでいる。2020年のATPカップ決勝ではあと一歩で優勝を逃しているだけに、今大会こそ悲願の優勝を勝ち取りたいところだ。準決勝の相手は成長株フルカチュが率いるポーランド。ここも層の厚さで乗り切りたいところだ。

【映像】実際のシーン
【映像】実際のシーン
【映像】誰もが気になった美女の正体
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【映像】実際のシーン
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