Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」1月10日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は個人3位にランクインしているU-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)。トップを取れば、もれなく個人首位に立つほどの好調ぶりだが、チームも激化する上位争いの真っ只中。さらにチームを引き上げるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ABEMASvsフェニックスvs雷電vsPirates
朝倉は今期、チームのキーマンに指名され、その期待に応える活躍ぶり。大きく調子を落とすことなくポイントを伸ばし続け、リーグ史上2人目となる10万点超えの大トップも記録した。ネット麻雀界では頂点に立った男が、チームに貢献しつつ個人でも首位に立つ姿を、ファンも待ち望んでいる。
これに対抗するのが「打点女王」のセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。今期の平均打点、8550点は参加する全32選手の中でも断トツで、手を仕上げた時の破壊力は抜群だ。試合中は淡々と打つタイプだけに、対戦相手としても大物手が入っているのか、それとも守備に回っているのか、非常にわかりにくい選手だ。
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)は、昨年11月末にトップを取って以来、2カ月半近くトップから遠ざかっている。極端に攻撃、守備に偏ることなく、「翔」の字がごとくすいすいと飛び回るように戦えている時が理想形だ。6位に甘んじているチームを後押しする勝利がつかめるか。
とにかく勝利が欲しいのがTEAM雷電。トータルのマイナスは600を超すところまで膨らみ、レギュラーシーズンも後半に入ったことで、コツコツと返している時間的余裕はなくなった。先発する本田朋広(連盟)に求められるのは勝利のみ。連続トップなら1日で100ポイント以上獲得できるルールを活かして、大逆転劇の狼煙を上げたい。
【1月11日第1試合】
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人16位 +14.4
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人12位 +73.0
TEAM雷電・本田朋広(連盟) 個人29位 ▲238.2
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人3位 +200.4
【1月10日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +226.8(54/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +170.0(56/90)
3位 EX風林火山 +124.5(56/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +112.8(56/90)
5位 U-NEXT Pirates +96.4(54/90)
6位 渋谷ABEMAS +21.1(54/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲137.8(56/90)
8位 TEAM雷電 ▲633.8(54/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





