Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」1月13日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ首位を走るセガサミーフェニックスの近藤誠一(最高位戦)。チームの大黒柱だが、今期はチーム4選手の中で唯一のマイナス。3人の女性選手から「お父さん」と慕われる男が、威厳を取り戻せるか。
【中継】大和証券Mリーグ ドリブンズvsABEMASvsフェニックスvs Pirates
近藤は過去、何度となく劇的なアガリでチームを救っており、チーム2年目からは“3人娘”を引っ張る存在になっている。ただ今期は、好勝負を演じはするものの、気持ちのいいトップにはつながらず、7日の試合ではチームが継続していた連続ラス回避を28試合で止めるラスを引いてしまった。試合後には終始苦笑いだった近藤だが、この試合こそは借りを全て返したい。
気持ちよくポイントを伸ばしてきているのは、リーグ3位タイのU-NEXT Pirates。中でもポイントリーダーの瑞原明奈(最高位戦)は、個人5位に食い込む大健闘だ。データ重視のチームカラーにあって、ポイントと見れば積極果敢に攻めに出るあたりは、勝負師の要素も兼ね備えている。この試合でも頭をフル回転させて、卓上の全ての情報を取り込む勢いだ。
チーム6位の渋谷ABEMASからも、同じくチームの勝ち頭、松本吉弘(協会)が先発する。上位の常連チームが、リーグ6位とボーダーラインぎりぎりにいるのも珍しいこと。ただし、上位もポイント差が詰まっており、大きなトップで順位変動を起こすことも可能。目標とする圧倒的な勝ち方を、今夜実現できるか。
一時はかなりマイナスポイントがかさんでいた赤坂ドリブンズだが、前回出場日でチーム2連勝を飾り、マイナスも100ポイント台まで減らしてきた。またも連続トップを取れれば、ついにプラス域への浮上まで見える。大復活への先陣を切るのは園田賢(最高位戦)。トップを取れば、チームメイトが控室で笑顔で待っている。
【1月13日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人16位 +52.5
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人9位 +131.7
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人21位 ▲40.6
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人5位 +185.7
【1月11日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +250.0(56/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +170.0(56/90)
3位 EX風林火山 +124.5(56/90)
3位 U-NEXT Pirates +124.5(56/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +112.8(56/90)
6位 渋谷ABEMAS +45.6(56/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲137.8(56/90)
8位 TEAM雷電 ▲709.6(56/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





