プロの将棋界は、少年時代に「神童」と呼ばれたような才能の集まりだが、名人3期の実績を誇る佐藤天彦九段(33)も、まさに神童だった。後に弟子入りする中田功八段(54)と今から25年前、8歳の時に初対面すると、飛車・角を落とした二枚落ちで対戦し、なんと勝利した。中田八段いわく「負かそうと思ったら、吹っ飛ばされた」という内容で、佐藤九段も「こっちとしては勝って当然くらいに思っていた」から驚きだ。