将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月16日に行われ、永瀬拓矢王座(29)が阿久津主税八段(39)に勝利した。永瀬王座は午後2時から行われる2回戦で、ベスト4入りをかけて藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)と戦う。
【中継】朝日杯本戦トーナメント 永瀬拓也王座 対 阿久津主税八段
永瀬王座の先手番から相掛かりの出だしになった一局は、先に阿久津陣に切り込むことに成功した永瀬王座が序盤、中盤とリード。攻め合いになってからは、自陣に引きつけた馬が高い守備力を発揮し、永瀬王座らしい「負けない将棋」に持ち込むことに成功しリードを広げた。終盤に入っても、両者の堅い陣形を崩し合うような将棋になったが、ポイントを稼いでいた永瀬王座が1分将棋に入ってからも確実な指し回しで、逆転を許さず勝利を手にした。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)