将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が1月16日、第15回朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント2回戦で、永瀬拓矢王座(29)と午後2時から対局を開始した。藤井竜王は第11、12、14回大会で優勝、今大会4度目の優勝を目指している。普段から研究パートナーとして腕を高め合う永瀬王座が相手で、過去の対戦成績は9局指して藤井竜王が7勝2敗とリードしている。
藤井竜王は第11回大会で、全棋士参加の一般棋戦としては最年少の15歳6カ月で初優勝。これを含めて4回出場し3回優勝と、相性のいい早指し戦だ。一方、昨年は銀河戦(ベスト4)、NHK杯テレビ将棋トーナメント(初戦敗退)、将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(準優勝)と棋戦優勝にあと一歩という状況もあり、この朝日杯では優勝回数を伸ばせるか注目だ。
藤井竜王と永瀬王座は、VS(1対1の練習将棋)を行う間柄で、盤を離れたところで、お互いについてのことを語る機会も多い。直接対決では一時、藤井竜王が4連勝したこともあったが、直近ではALSOK杯王将戦の挑戦者決定リーグ戦で永瀬王座が勝利している。タイトルホルダー同士で、棋士の序列でも1位と3位の対決。早指し戦ながら最先端の研究と、地力が試される力勝負、どちらも見応えがある一局になりそうだ。
持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)