2021シーズンver.もアップグレード完了“麻雀ロボ”小林剛、オーラス逆転で個人3連勝/麻雀・Mリーグ
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 どんな状況下でも表情一つ変えずに、自分の麻雀を打つ。麻雀サイボーグの異名を取るU-NEXT Piratesの小林剛(麻将連合)が個人3連勝、いよいよ2021シーズンver.のアップグレードを完了させたようだ。

【動画】個人3連勝にも涼しげな小林剛

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」1月18日の第2試合は、起家からTEAM雷電・本田朋広(連盟)、小林、セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)の並びでスタートした。「2着を取ってきます」。試合前にこう宣言をした小林は自身が親の東2局1本場、魚谷や園田が早々に鳴いて仕掛ける中で、小林も鳴きを駆使して東と白のシャンポン待ち。ここで見事に東を引き当て、ダブ東・赤・ドラ3の跳満・1万8000点(+300点、供託1000点)を作り上げた。

2021シーズンver.もアップグレード完了“麻雀ロボ”小林剛、オーラス逆転で個人3連勝/麻雀・Mリーグ
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 その後は、それぞれが仕掛けながらも、それぞれが鉄壁の守備で阻止。幾度となく流局する展開だったが、終盤になると一転、試合が大きく動いた。3着目の園田が親の南4局だった。その園田が6巡目にリーチをかけると、3巡後にアガリ牌の一つである赤5索をツモ。リーチ・ツモ・平和・一盃口・赤2の跳満・1万8000点で、一気にトップ目へ浮上した。だが、それでも涼しい顔の小林は続く南4局1本場、淡々とメンゼンで手を進めると、実況や解説も「キター!」と興奮する、ツモれば逆転トップのリーチ。これを難なくツモってリーチ・ツモ・平和・ドラの5200点(+300点)を加点し、その差わずか700点、土壇場での捲りに成功した。

 小林は今期序盤、展開に恵まれずに思うような成績が残せずにいた。それでも徐々に調子を取り戻し、直近では2連勝。普段の鳴き仕掛けとメンゼンでの闘牌で個人3連勝と本領を発揮し始めた小林は、その3連勝に「そうなんですね。あんまり覚えてないんですけど…」と返し、第1試合で譲ったトップを再び奪取したことについては「残り30戦で首位を迎えることができました」「300とか400とか負けなければセミファイナルに行ける成績ではありますが、油断せずに得点を重ねていきたいと思います」と気を引き締めた。

【第2試合結果】

1位 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)4万1100点/+61.1
2位 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)4万400点/+20.4
3位 TEAM雷電・本田朋広(連盟)2万1700点/▲18.3
4位 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)-3200点/▲63.2

【1月18日終了時点での成績】

1位 U-NEXT Pirates +271.6(60/90)
2位 セガサミーフェニックス +168.2(60/90)
3位 渋谷ABEMAS +153.4(60/90)
4位 EX風林火山 +141.7(60/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +94.7(60/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +57.5(60/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲156.5(60/90)
8位 TEAM雷電 ▲750.6(60/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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