師匠に言われたらうれしいこと 梶浦宏孝七段「腕を上げたね」「自分の弟子は家族みたい」
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 将棋界の根幹にもなっている師弟関係。師匠から投げかけられるさりげない言葉でも、弟子の胸には深く残っているようだ。「第1回ABEMA師弟トーナメント」に出場する鈴木大介九段(47)と梶浦宏孝七段(26)は、もう13年以上の付き合い。かわした言葉も数多くあったが、その中で梶浦七段の心に残る言葉には「腕を上げたね」「自分の弟子は家族みたい」など、弟子思いの師匠ならではのものが多かった。

【動画】師匠に言われてうれしい言葉を思い出す梶浦宏孝七段

 鈴木九段と梶浦七段は、ABEMAトーナメントでは恒例となっているチーム動画に出演したが、この時に挑戦したのが、カードゲーム「ito」。カードにつけられた1~100の数字について、お互いがどのくらい大きな数字を持っているかを、数字以外のヒントを出しながら予想し合うというものだ。これを活用して、より師弟の絆を高めようとしたところ、盛り上がったのが「言われたらうれしい一言」というお題だった。

 鈴木九段の師匠である大内延介九段の「大内一門」は厳しいことで知られていたが、鈴木九段も現代風にアレンジはしながらも、梶浦七段に上下関係だったり、将棋界における立ち居振る舞いだったりと、将棋以外の部分でも指導を行っている。そんな師匠だからこそ、弟子の梶浦七段からすれば、温かい言葉が強く印象に残ったようだ。

 89点という高ポイントのヒントとして選んだのが「腕を上げたね」、続いて63点には「今度、頑張るように」を選択。ただ、鈴木九段から「よく言うよね。『腕を上げたね』は一番(点が)高そうな気がするけれど、ほとんど毎日言っている」と笑い返されると、89点のヒントを「自分の弟子は家族みたいです、にします」に変更。また63点も「四段昇段は師匠孝行です」に変えていた。

 まさに将棋界の子どもの成長ぶりに目を細めている親代わりの鈴木九段だが、梶浦七段の今後については「(順位戦)A級、八段にはなってもらわないと困る」と、さらなる活躍を期待していた。

◆第1回ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】師匠に言われてうれしい言葉を思い出す梶浦宏孝七段
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