Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」1月31日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、今期ここまで満足いかない成績になっているKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。チームもセミファイナルシリーズ進出へのボーダー付近をふらつく中、長い眠りについている“魔王”が、ついに目覚めるか。
【中継】大和証券Mリーグサクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsABEMASvsPirates
昨期の個人MVPで、その圧倒的な攻撃力がファンの心を鷲掴みにする佐々木。ただ今期は、その魔力が解き放たれるタイミングを逸したかのように、高打点のアガリに結びつかず、▲179.0と沈んでいる。もともと「トップかラスか」という諸刃の剣のような選手で、現在は19戦してトップも5回あるが、9回がラス。さすがにこれではポイントも伸びない。ただこのシーズンで調子が上がらないからといって、ころころとスタイルを変えるような打ち手でもない。不振も、さらにその上を行く攻撃力で打破するしかない。
佐々木とは対照的に、最高のシーズンを送っているのがU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)。今期16戦してトップ6回、2着8回、ラス2回で、連対率は実に87.5%という驚きの数字になっている。ここぞという場面での腹の括り方、攻めの強さは長くトップクラスで活躍してきた先輩たちにも引けを取らない。今夜も勝利の笑顔でファンのハートまで撃ち抜くか。
名前をそのまま麻雀でも表現するように、しなやかな打ち筋が魅力な渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。攻撃、守備のバランスもよく、今期は安定飛行を続けている。チームは4年連続4回目のファイナル進出を狙うが、この白鳥がいることで大きくブレない成績を残すことができている。
リーグ2位のKADOKAWAサクラナイツからは内川幸太郎(連盟)が先発する。チームは大ベテラン沢崎誠(連盟)の活躍を軸に、するすると上位に浮上。3年連続でのファイナルに向けて、シーズンが進むごとに視界がクリアになってきた。内川も長くマイナスを抱えていたが、ようやく流れに乗って個人プラスに。エースにとっては、ポストシーズンを迎える上で、本格的な助走を始めたといったところか。
【1月31日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人18位 +25.0
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟) 個人24位 ▲179.0
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人12位 +104.1
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人1位 +334.4
【1月28日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +296.9(66/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +230.4(66/90)
3位 EX風林火山 +198.4(66/90)
4位 渋谷ABEMAS +176.0(66/90)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +29.7(66/90)
6位 赤坂ドリブンズ ▲26.4(66/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲39.7(66/90)
8位 TEAM雷電 ▲885.3(66/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





