先週27日から28日の未明にかけ、一時およそ400人の若者が沖縄市の警察署を取り囲んで大暴れした一件は大きな反響を呼んだが、騒動の全容は明らかになっておらず、収束の道筋も見えてこない。今回の暴動に関しては、警察署の入り口で数的不利の状況に置かれた警察官らがシールドを構えるのみで、暴徒に対して反撃、検挙活動を展開する様子は見られなかった。警察の対応について、元埼玉県警捜査一課の刑事である佐々木成三氏が「1人逮捕したとしても暴動を押さえられることではない。さらに奪還されるということになると暴動が暴徒化することにもつながる可能性もある。とりあえず凌ぐという形になった」などと述べた。