将棋の順位戦B級1組12回戦が2月3日に行われ、郷田真隆九段(50)と佐々木勇気七段(27)が現在対局中だ。初のA級入りに可能性を残す佐々木七段だが、本局に敗れた時点でA級が消滅。なんとか勝利し、最終局で藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)との対決につなげたいところだ。対局は「矢倉」からの出だしになった。
【中継】順位戦 B級1組 12回戦 松尾八段 対 稲葉八段 郷田九段 対 佐々木七段 屋敷九段 対 横山七段
佐々木七段は今期がB級1組初参戦で、1回戦から破竹の7連勝。その時点では唯一の無敗で、A級入りに向けて快走していた。ところが9回戦で屋敷伸之九段(50)に敗れてから3連敗で一気にペースダウン。実力者が揃うことから「鬼の住処」と呼ばれる同組の恐ろしさを、もろに食らった格好だ。
現在4番手の佐々木七段が逆転でA級入りを果たすには、まず本局で郷田九段、さらに最終局で藤井竜王にも勝ち、9勝3敗で終えることが最低条件。その上で藤井竜王、稲葉陽八段(33)、千田翔太七段(27)のうち2人が8勝4敗以下になれば、上位2人までの昇級枠に入ることができる。既に自力での昇級はないが、他の棋士にプレッシャーをかける意味でも、とにかく本局は落とせない。
郷田九段は前局を終えたところで5勝5敗の五分。昇級、降級どちらの可能性もなく、残り2局は来期につなげるための戦いだ。
持ち時間は各6時間で、先手は郷田九段。ABEMAではこの対局を終局まで生放送するほか、同時刻に行われる藤井竜王らの対局も生放送する。
【昼食の注文】
郷田真隆九段 とろろせいろそば 佐々木勇気七段 生姜焼き定食
【昼食休憩時の残り持ち時間】
郷田真隆九段 5時間47分(消費13分) 佐々木勇気七段 4時間32分(消費1時間28分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)






