Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」2月3日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は渋谷ABEMASの日向藍子(最高位戦)。チームは今年に入って1回もラスを引くことなく戦い続ける抜群の安定感。日向もこの流れにうまく乗り、さらにはポイントを稼げるか。
【中継】大和証券 Mリーグ サクラナイツvsABEMASvsフェニックスvs雷電
渋谷ABEMASは、Mリーグ創設の2018シーズンから、唯一3年連続でファイナルに進んだチーム。リーダー多井隆晴(RMU)が中心だが、4選手ともにやや守備寄りに重心を置きながら、攻めるべきところは攻めるという戦い方を貫いている。その中で日向はさらに守備的で、大量失点はしにくいタイプ。チャンスを活かして1回、2回と高打点のアガリが実れば、しっかり守って逃げ切りというプランが成立する。
リーグ6位とセミファイナルシリーズ進出のボーダーライン上にいるセガサミーフェニックスだが、東城りお(連盟)が先発を務める。自他共に認める強運を活かすべく、勝負手が入れば腹を括って攻めに出る。試合中に悩む表情をカメラに抜かれることも多い選手だが、その先には悩んだ甲斐がある大きなアガリが待っている。
KADOKAWAサクラナイツの先発は67歳のリーグ最年長選手、沢崎誠(連盟)。昨期の不振も遠い記憶とばかりに今期は絶好調。個人2位でポイントも+300を超えた。大ベテランらしい経験値もあるが、何より光るのが攻めに出る時の強さと、止めると決めるタイミングのよさ。いきなりビタッと当たり牌を止める様子には、ファンは何度も驚かされている。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)は、数々のタイトルを獲得してきた実力者ながら、今期はここまでまさかの個人31位。最近ではリーチを打っても、アガリ牌が避けていくような不運にも見舞われている。ただし裏を返せば、少しの運でも強烈な連荘となる「クマクマタイム」が訪れる可能性も十分。奇跡の大逆転に向けて、特大トップの花火で景気付けたい。
【2月3日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人2位 +300.8
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人26位 ▲209.7
セガサミーフェニックス・東城りお(連盟) 個人13位 +68.7
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人31位 ▲263.4
【2月1日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +333.4(68/90)
2位 EX風林火山 +221.4(68/90)
3位 渋谷ABEMAS +170.8(68/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +125.3(68/90)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +103.5(68/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲12.4(68/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲74.5(68/90)
8位 TEAM雷電 ▲887.5(68/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





