将棋の順位戦B級1組12回戦が2月3日に行われ、佐々木勇気七段(27)が郷田真隆九段(50)に117手で敗れた。この結果、佐々木七段は今期7勝4敗となり、最終局に藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)に勝利しても、昇級となる上位2人に入ることができないため、今期のA級昇級はなくなった。
【中継】順位戦 B級1組 12回戦 松尾八段 対 稲葉八段 郷田九段 対 佐々木七段 屋敷九段 対 横山七段
今期がB級1組への初参戦だった佐々木七段は、開幕から7連勝を果たし、一時は単独トップに立っていたが、屋敷伸之九段(50)に初黒星を喫すると、そこから連敗がスタート。郷田九段に勝利すれば、最終局の結果次第で逆転でのA級入りの可能性があったが、経験豊富なベテランに跳ね返された。
昇級が消えた佐々木七段だが残留は決まっており、最終局は来期の昇級に向けて少しでもいい順位でスタートを切るための戦いになる。強豪ひしめく「鬼の住処」を1期でも早く抜けるために、次局は藤井竜王に全力でぶつかる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)