17歳同士、女子対決の結末は、鼻からの大量出血によって、2度のドクターチェックを経て強制終了に。ドクターストップを宣告され、涙ながらに首を横に振って試合続行を訴える敗者の姿に視聴者から「泣かないで」「根性はしっかり見たぞ」など、激励の声が多数寄せられた。
2月12日に新宿FACEで開催された「RISE EVOL.10 & GIRLS POWER.6」で世莉JSK(治政館)と相見梨夏(サクシードジム)が対戦。3ラウンド、世莉の鼻からの出血が止まらずに相見がTKO勝ちを収めた。序盤の接戦から一転、相見の精度の高い打撃での出血にTKO負けを宣告され号泣する世莉に対して、女子キックの先輩からも「泣いてるなら強くなれる」と励ましと期待の言葉が寄せられた。
世莉と相見はともに17歳、現役高校生同士の一戦はロー、ミドルを飛ばすアグレッシブな攻防で幕開け。拮抗した展開から2ラウンドに入ると、リーチを生かした相見が遠い距離からハイキックを放ってペースを握る。対する世莉は距離を縮めるべく接近を試みるが、徐々に相見のパンチを被弾して鼻から出血が。
3ラウンド、それでも前に出る世莉だが、相見のカウンターでストレートを貰うと鼻からおびただしい出血で試合は一時ストップ。ドクターチェックにも「はい、やれます」と力強く応えリングへ復帰するが、出血が止まる様子はない。
試合再開、ローとミドルを織り交ぜて反撃に出る世莉に対して、相見が再びコンパクトにパンチを当てると、さらに出血が。この状況に世莉の端正な顔立ちに注目していたABEMAの視聴者からは「大事なお顔が」「止めてあげて欲しい」「もうストップ」「折れてるかもな…」と心配の声が並ぶ。
そして、2度目のドクターチェック。試合続行を訴え、首を横に振って号泣する世莉だったが、続行不可能と判断され試合はストップ。コーナーで人目をはばからず悔し涙を流す様子に「泣かないで」「かわいそう」と同情の声、一方では「よく頑張った」「負けたけど根性はしっかり見たぞ」といった激励のコメントが相次いで寄せられた。
その後も、涙と出血が止まらずリングを後にする世莉に、この日のゲスト解説を務めた神村エリカは「RISEルールはムエタイの選手にとっては距離感も違うし、スピードもパンチの使い方も違う。まだまだ若いですから、この敗戦を成長につなげて欲しい」とエール。すると紅絹も自身のSNSで「相見選手、冷静で攻撃が正確。そして3R終始打ち終わりのバランスが良い。パワーはないながらも、正確な打撃がめちゃくちゃ武器だなぁ。これから楽しみ」と勝者を称賛。一方、TKO負けを喫した世莉については「世莉選手、悔しくて泣いてるなら強くなれる。前蹴りのバリエーションが多彩だったので、その後の繋ぎの攻めがあればもっと楽しみな選手」など、今後への期待とアドバイスを寄せていた。