Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」2月18日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、リーグ7位とセミファイナルシリーズ進出のボーダーラインに届いていない赤坂ドリブンズ。鈴木たろう(最高位戦)が逆転のきっかけとなるトップを取れるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vs雷電vsPirates
Mリーグ初年度、2018シーズンの赤坂ドリブンズ。例年レギュラーシーズンでは苦戦が続いており、セミファイナルシリーズに向けたヒリヒリする戦いもいつものことではあるが、残り14戦で6位のKONAMI麻雀格闘倶楽部と234.0ポイント差は、少し大きい。残り試合が1ケタになるまでに±0に戻せれば、そこからは6位チームとの直接対決次第で、最終戦までもつれる。鈴木には、マイナスを半減させるような快勝が期待される。
トップを争う2チームが避けたいのは、箱を割るような大きなマイナスだ。U-NEXT Piratesは、唯一の+300ポイント台だが、1日で100ポイントも減らすような大敗は、一気に雲行きが怪しくなる。安定した戦いぶりには定評がある小林剛(麻雀連合)は、大波を起こさず、静かに試合を終わらせるだけでも、役目を果たしたといえるだろう。
リーグ2位、EX風林火山も状況はU-NEXT Piratesとほぼ同じ。もちろんプラスは歓迎だが、無理に前に出て大きなラスを引くようなリスクは取らないだろう。知性派の代表格・勝又健志(連盟)の、そのあたりは重々承知。冷静な立ち回りでチーム順位を維持する戦い方を目指すだろう。
TEAM雷電・本田朋広(連盟)は、各チームが順位争いに神経を使う中、とにかく自分の麻雀をのびのびと打つだけ。ポイントでは大差をつけられてしまっているが、逆に他チームの選手たちが、本田との折り合いをどうつけるかで、試合の内容も変わってきそうだ。
【2月18日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦) 個人9位 +126.7
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人11位 +88.0
TEAM雷電・本田朋広(連盟) 個人26位 ▲239.4
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人12位 +85.7
【2月17日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +312.7(76/90)
2位 EX風林火山 +281.1(76/90)
3位 渋谷ABEMAS +193.9(78/90)
4位 セガサミーフェニックス +181.8(78/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +160.7(78/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +94.3(78/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲139.7(76/90)
8位 TEAM雷電 ▲1104.8(76/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





