「こんなにもめるとは思わんかった…。日本全体でなんとかせんきゃならない話だから。みんなそれに対しては理解してくれるんじゃないかなって気がしていた…」 2020年11月、北海道寿都町の片岡春雄町長(当時71)はこんな本音を漏らしていた。
 片岡町長が持ち出したのが、“核のごみ“の文献調査だ。「NOと言わなければ誰が言うんですか?!」「なぜそんなに文献、文献ってこだわるんですか!?」住民から激しい反発の声が上がった。