将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント準決勝が2月23日に行われ、稲葉陽八段(33)が永瀬拓矢王座(29)に94手で勝利した。稲葉八段は同日午後に行われる決勝に進出した。
早指し棋戦で好成績を収め続けている稲葉八段は、3人いるタイトルホルダーの一人、永瀬王座と相居飛車の出だしで指し進めると、中盤の攻め合いではリードを許したものの、先に永瀬王座が1分将棋に入ったところで、形勢が逆転。ここからは稲葉八段がどんどんと差を広げ続け、永瀬玉の上部脱出を阻み、鮮やかに勝ち切った。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)