将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント準決勝が2月23日に行われ、菅井竜也八段(29)が佐藤天彦九段(34)に185手で勝利した。菅井八段は同日午後に行われる決勝に進出する。
振り飛車のエース棋士として知られる菅井八段は、先手番からゴキゲン中飛車からの穴熊を採用すると、佐藤九段も居飛車穴熊を採用して相穴熊の出だしに。がっちり囲い合ってからの力勝負になると、中盤からじりじりと菅井八段がリード。終盤も勝勢にはなったものの、必死に粘り上部脱出を狙う佐藤九段に対して、なんとか仕留めきり長手数の熱戦をものにした。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)