将棋の叡王戦本戦トーナメント1回戦が2月24日に行われ、出口若武五段(26)が村田顕弘六段(35)に118手で勝利した。出口五段は2回戦で、2期連続での名人挑戦を決めている斎藤慎太郎八段(28)と対戦する。
【中継】叡王戦 本戦トーナメント 村田顕弘六段 対 出口若武五段
村田六段の先手番から相掛かりで始まった一局は、途中から角換わり模様の展開に。先に村田六段が仕掛け、一息ついたところで出口五段が反撃という流れで、中盤は互角で進んだ。終盤に入ったところで、村田六段の攻めに少し緩みが出たところを、出口五段が見逃さず攻めのテンポをアップ。最終盤は村田六段の粘りもあったが、出口五段の中段玉が捕まらず、そのまま逃げ切った。
叡王戦の本戦トーナメントは、段位別の予選を勝ち抜いた12人と前期ベスト4以上の4人、合計16人で行われ、優勝者が藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)への挑戦権を得る。
(ABEMA/将棋チャンネルより)