将棋の叡王戦本戦トーナメント1回戦が2月25日に行われ、服部慎一郎四段(22)が八代弥七段(27)に100手で勝利した。服部四段は2回戦で、豊島将之九段(31)と対戦する。
【中継】叡王戦 本戦トーナメント 八代弥七段 対 服部慎一郎四段
八代七段の先手番から相掛かりで始まった一局は、中盤までほぼ互角。ここから両者の大駒が接近する状況から服部四段が抜け出し始めると、中住まいで戦うバランス感覚が求められる将棋をうまくまとめて、さらにリードを拡大に成功した。最終盤には打ち込んだ金が、八代七段の攻防に関わる2枚の金に両取りをかける一手が鮮やかに決まり、ここで八代七段が投了した。
この勝利で服部四段は今年度の成績が39勝10敗、勝率.7959にまで上昇。年度勝率8割の到達にあと1勝と迫った。
叡王戦の本戦トーナメントは、段位別の予選を勝ち抜いた12人と前期ベスト4以上の4人、合計16人で行われ、優勝者が藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)への挑戦権を得る。
(ABEMA/将棋チャンネルより)