リーグ上位1～3位の直接対決レギュラーシーズン最終盤のせめぎ合い／麻雀・Mリーグ

　Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021-22」3月3日の第1試合に出場する4選手を発表した。この日はリーグ順位で1～3位が揃う上位の直接対決。レギュラーシーズンを4位までで通過することも大きな意味がある中、3チームの戦いぶりはどんなものになるか。

【中継】大和証券 Mリーグ ABEMASvsフェニックスvs雷電vsPirates

　リーグトップのU-NEXT Piratesは、現在のポイントが＋313.1。2位とは44.7ポイント差と、順位点にすれば2着順差。1試合の成績でひっくり返るという意味では、断トツとは言い難い。レギュラーシーズン突破は間違いないところだが、セミファイナルシーズン、さらにはファイナルシリーズをよりよい環境で戦うために、貯金はいくらあっても困らない。石橋伸洋（最高位戦）は過去、ポストシーズンの活躍が目立つが、レギュラーシーズン最終盤でも勢いをつけておきたい。

　2位のセガサミーフェニックスからは東城りお（連盟）が出場する。自他ともに認める強運の持ち主で、攻勢に回った時のパワフルさはMリーガーの中でも屈指。その美貌のイメージからは離れた豪腕ぶりを発揮する。美と豪のギャップに翻弄されるファンが、今夜も続出するか。

　3位の渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）は、個人成績も大事にしたい。現在＋54.6で個人16位と、ちょうど全32選手の中間点。できれば3ケタのプラスを作るほどの活躍ぶりを見せたい。多井隆晴（RMU）、松本吉弘（協会）に負けじと存在感を示すために、この試合でのトップの価値はチームに与える影響以上に大きい。

　TEAM雷電は、前回出場時に開幕直後以来となる、1日2勝をマーク。既にセミファイナル進出は絶望的ではあるが、分厚い雲から少し光が差し込んだような勝利だった。これを受けて出場するのが本田朋広（連盟）。Mリーグ1年目から300を超えるマイナスを叩いては、来期以降にも影響が出る。意地を見せた先輩たちに続く戦いを見せたい。

【3月3日第1試合】

渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）　個人16位　＋54.6
セガサミーフェニックス・東城りお（連盟）　個人13位　＋107.7
TEAM雷電・本田朋広（連盟）　個人29位　▲302.2
U-NEXT Pirates・石橋伸洋（最高位戦）　個人28位　▲295.3

【3月1日終了時点での成績】

1位　U-NEXT Pirates　＋313.1（84/90）
2位　セガサミーフェニックス　＋268.4（84/90）
3位　渋谷ABEMAS　＋260.9（84/90）
4位　EX風林火山　＋216.3（84/90）
5位　KONAMI麻雀格闘倶楽部　＋178.6（84/90）
6位　KADOKAWAサクラナイツ　＋178.0（84/90）
7位　赤坂ドリブンズ　▲230.6（84/90）
8位　TEAM雷電　▲1204.7（84/90）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）