“推し活”で猫を救え!保護猫活動支援サービスに込めた思い「殺処分が減っていく連鎖反応が生まれたら」
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 自分のお気に入りを応援する活動、“推し活”。その推し活を取り入れたサービスで生き物の命を救う、そんな新しい支援の形を創り出そうとしている企業にニュース番組『ABEMAヒルズ』は話を聞いた。

【映像】neco-noteに登録されている猫リスト

「このサービスは猫好きの人たちの推し活によって、保護猫の新しい家族探しを応援しているサービスになっています。推し活によって使われたお金が保護猫団体に寄付されるので、保護猫団体の活動継続に寄与することができると考えています」

 こう話すのは、保護猫団体の事業支援や譲渡会の企画運営を手掛ける株式会社neconote(ネコノテ)の社長・黛純太さん。投げ銭や課金など推し活で保護猫や保護猫団体を経済的にサポートできるWebサービス『neco-note(ネコノート)』を2月22日(猫の日)にリリースした。

「実は私は今、保護猫シェルターに住んでいて、そのシェルターの子達を個人のインスタに挙げていると『この子が可愛い』と友だちからリアクションがもらえるんですね。 なので、そういうときに『猫単体、猫それぞれにファンがつくんだな』と思って『これにお金を払いたいって人は絶対いるな』と思ったのが、思いついたきっかけですね」

“推し活”で猫を救え!保護猫活動支援サービスに込めた思い「殺処分が減っていく連鎖反応が生まれたら」
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 ここに登録されている猫はすべて飼い主のいない保護猫。neco-noteでは、その中からお気に入りの“推し猫”を選んでライブチャットを覗いたり、遠隔でおやつをあげたりすることも可能。さらに自分の推し猫に課金や投げ銭をすると、そのお金の50%が猫の所属する団体に寄付される。まさに推しのアイドルを応援する感覚で、保護猫活動を助けるシステムとなっている。

「一旦はその運営資金として50%いただくっていう形にはしているんですけれども、ユーザー数が増えれば増えるほど、手数料率っていうのは下げていきたいなと考えています。neco-noteの目的としては、今まで保護猫活動をしたくてもできなかった人をより多く保護猫に取り込んでいくことなので、保護猫団体さんとすでに知り合っている方は、(その団体に)直接寄付をしてほしいです」

 「ペットが飼えない」「猫アレルギーがある」など、保護猫活動に協力したくてもできない人が、少しでも気軽に関われるようにという思いがあるという。また、保護猫活動の現状については次のように述べる。

「基本的にどの団体も8〜9割の収入が寄付金だったり、助成金に頼ってしまっているので、なかなか活動として“自続性”は低いと私は考えています」

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 黛さんが言う「自続性」。それには“持続可能な支援”と“自ら活動に参加していく”という2つの意味が込められ、その造語を活動のコンセプトにしている。保護団体の多くは、活動資金を寄付やボランティアスタッフの持ち出しに頼っていて、その財政状態はとても不安定。それでビジネスとしてお金を生み出し人材を確保する仕組みを創り出すことで、「保護猫活動に自続性をもたらすことができるのでは」と黛さんは考えた。

「このサービスを使って定期的にお金が入ってくるような仕組みができると活動自体が安定して、お金が入ることによってお金が回って循環するようになる。ボランティアマッチングの機能もneco-noteに入れているので、お金が入ってくる上に人とも出会え、neko-noteで稼いだお金でneco-noteで出会ったボランティアさんをスタッフとして雇い入れるみたいなことも将来的に起きていく」

 保護猫活動の裾野を広げ、長く安定的に続けていけるようにと始めたneco-note。まだ始まって間もないサービスだが、ユーザーの反応に確かな手ごたえを感じているという。

「猫好き全員がneco-noteを使って保護猫活動に関わっていく。そうしてより多くの猫が助かっていく。殺処分数がみるみる減っていくっていうような効果、連鎖反応を生んでいければと考えています」

(『ABEMAヒルズ』より)

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