いつもと違った声のトーンは、是が非でも勝ちたい気迫の表れか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021-22」3月4日の第1試合、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)が終盤にテンパイ取りのチー。これがいつもより重く、ドスの効いた声だったことから、視聴者もつぶさに反応、コメント欄が沸き立った。
話題のシーンは南4局、17巡目と場は煮詰まったところ。トップ目の堀は序盤、ドラの3筒を対子にして、早々に筒子を「3・4・3・4」と並べ、視聴者にも「ここは鳴くよ」とアピールしていた。しかし、これがなかなか上家から出ず、終盤にようやく赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が2筒を切ると、堀はワンテンポ置いてから、低い声で「チー」と発声した。
平素は特段低い発声をすることはない堀だが、トップがかかった重要な場面だからか、心の奥底から声を絞り出したような、ドスの効いたトーンになった。
これに視聴者も「ちぃ...」「絞り出したチー」と反応、また勝負所での凄みのある発声には「堀の発声 強者感すごくて好き」「シンゴ最強!」「ナイス、テンパイ!」と応援のコメントも投稿されていた。
その後、無事にテンパイで流局したが、堀はリードもあってノーテン宣言。安定した打ち回しで、このゲームを制した。試合後にはこの気迫溢れる戦いぶりしびれたファンから「堀の安定感やばい」「クッソ冷静でかっこよいわー」「堀はマジ強いな」と感嘆の声が漏れていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







