Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021-22」3月8日の第1試合に出場する4選手を発表した。長いレギュラーシーズンも残りわずか。レギュラーシーズンを突破する6チームについても、ほぼ大勢決した感もある中、第1試合には今期の明暗がはっきり分かれた4選手が集まった。ここは個人やチームの成績以上に、プロ雀士としての誇りをかけた戦いだ。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs麻雀格闘倶楽部vsフェニックスvs雷電
好調のままレギュラーシーズンを終えようとしている一人が、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)。開幕前に前年優勝チームを離れ、リーグ初の移籍選手となったが、プレッシャーを跳ね除け、堂々の個人3位。残り試合で大きなトップを2回取れれば、大逆転でのMVPまで見える位置にいる。
好調選手もう一人は、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。リーグ初年度だった2018シーズンはタイトルだった平均打点だが、今期はここまで8176.92点と、子の満貫を超えるほどで「打点女王」の名を手に入れた。もともと「天才」と呼ばれる独特な手順を踏む選手ではあるが、これが高打点につながるとあっては、他の選手からすればたまったものではない。
逆に今期、長く苦しんだのが赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)。プロキャリアの中でも経験がないほどの連敗を味わい、箱を割るほどの大量失点も続いた。400近いマイナスポイントは、今期の苦しみが積み重なったもの。全てを消し去ることはできないが、少しでもマイナスを削ってレギュラーシーズンを終えたい。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)も、長く苦悩の日々が続いた選手。個人としては昨年末に麻雀最強戦で悲願の初優勝を果たしたものの、Mリーグでは年明けからずっとトップが取れず、ようやく前回登場時に3勝目を挙げた。経験豊富なベテランにとっても屈辱のシーズンだが、せめて締め括りだけでも晴れやかな気分で勝てるか。
【3月8日第1試合】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人32位 ▲394.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟) 個人3位 +279.0
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人4位 +267.3
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人31位 ▲351.8
【3月7日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +301.0(86/90)
2位 U-NEXT Pirates +300.8(88/90)
3位 渋谷ABEMAS +289.0(88/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +248.0(88/90)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +196.0(86/90)
6位 EX風林火山 +129.7(88/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲274.2(86/90)
8位 TEAM雷電 ▲1210.3(86/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





