将棋の順位戦B級1組の最終13回戦が3月9日に行われ、郷田真隆九段(50)と稲葉陽八段(33)が現在対局中だ。午後6時からの夕食休憩までに58手目まで進行し、形勢、残り持ち時間ともに、ほぼ互角だ。
稲葉八段は、今期ここまで8勝3敗。2回戦では、今期からB級1組に参戦した藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)に土をつけた。6回戦までに3敗を喫し、昇級争いは苦しいかと見られたが、そこから5連勝を果たし全体2番手まで浮上。本局に勝利すれば、自力でA級復帰ができるところまでこぎ着けた。
B級1組の昇級争いは藤井竜王、稲葉八段、千田翔太七段(27)の3人に絞られており、稲葉八段は本局に敗れた場合、千田七段が勝てば3番手に後退し残留、千田七段が負ければ2番手を維持して昇級となる。
重要な一局は相掛かりから始まると、両者中住まいのまま指し進めるバランス型に。稲葉八段が積極的な仕掛け。お互い持ち駒としている角、桂馬をどう活用し均衡状態を切り崩すかが焦点だ。
持ち時間は各6時間で、先手は稲葉八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
郷田真隆九段 チラシ・並 稲葉陽八段 ロースカツ定食ライト・みそ汁
【夕食休憩時の残り持ち時間】
郷田真隆九段 2時間49分(消費3時間11分) 稲葉陽八段 2時間18分(消費3時間42分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)