直接対決でライバル撃破、誰もが認めるタイトルだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021-22」3月11日の第2試合、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)が2着となり、今期レギュラーシーズンの個人首位が確定。試合後はファンからの賛辞が殺到した。
個人成績で2位に付けていたKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)とわずか12.8ポイント差で迎えたこの試合。第1試合でトップを取った小林剛(麻将連合)が「MVPを狙っている人がいるなあ、と思ってたんですが(その沢崎選手を)うちの誰かが叩き潰しますよ」と語っており、瑞原は“船長”から力強く送り出される形で、直接対決へ臨んだ。
この後押しも効いたか、瑞原は序盤から3局連続のアガリを決めて独走状態となった。しかし“マムシ”の異名を取る沢崎も猛反撃に出て、勝負はオーラスまでもつれる展開に。見事に逃げ切ってMVPを獲得した試合直後は、沢崎から「おめでとう!」と声をかけられ、瑞原は笑顔で握手を交わした。
今期、瑞原は21試合でトップ7回、2着11回、連対率は驚異の85.7%。平均順位は1.9という突出した安定感で「連対クイーン」の名を定着させ、長いシーズンを戦い終えた。インタビューではタイトル獲得の理由として「強気な選択が良い方に転ぶことが多かった」と語り、またデビュー以来3年間、チームメイトから多くのことを教わり、日々成長できていることの結果が出たと、感謝を忘れなかった。
ファンに対しては「SNSでたくさん応援の言葉を届けてくださって、ありがとうございます。第一関門突破という感じで、セミファイナル、そしてファイナルと続いていきますので、引き続き応援お願いします!」と伝えた。
デビュー3年目で本格化。ファンの声援、そして仲間の支えで掴んだ栄冠だ。ポストシーズンでもさらなる活躍が期待される美麗海賊に、その後も多くの祝福コメントが投稿され続けていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







