この終わり方は、本当に清々しい。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021-22」3月11日の第2試合、個人MVPをかけて戦い、惜しくも敗れたKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が勝者のU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)へ試合直後に祝福の声と共に握手を求め、それに応えた瑞原は感極まるという感動シーンが展開された。
場面は試合直後、一礼して立ち上がろうとする瑞原へ、沢崎が「はい!おめでとう!」と握手を求めた。それに瑞原は目を潤ませ「ありがとうございます」と絞り出し、頭を下げた。短いやりとりだったものの、このシーンは視聴者の心を大きく打った。タイトル獲得の瑞原を称える「おめでとう!」の声と並び「沢崎かっこよかった!」「まさにグッドルーザー」「これぞ重鎮」「マム紳士すぎる涙」「いいシーンや」と、ベテランの潔さを称えるコメントも連投された。
その後、インタビューで瑞原は「まだ現実感がない」と語り、夢見心地といった表情。また、沢崎から祝福を受けた際には「泣かされました」と明かして、可愛らしく照れ笑いも見せた。
勝者を称えるベテランと、それを謙虚に受ける才色兼備のMVP。まさにタイトル争いにふさわしい熱戦、好ゲームに視聴者は、その後も祝福コメントを多数投稿していた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)