被災後も癒えない心の傷… 周りができるケアは?専門家「衣食住について聞いてあげること」 ABEMAヒルズ 2022/03/18 10:00 拡大する 17日午後11時36分ごろ、福島県沖を震源に宮城・福島の両県で最大震度6強の地震が発生した。インターネット上には、「不安で寝不足になった」などの声が相次いでいる。【映像】覚えておきたい停電対策『ボトルランタン』の作り方(9:55〜) こうした災害時の不安な気持ちとどのように向き合えばいいのか。「ABEMAヒルズ」は災害心理学などを専門とする関西国際大学の道免逸子教授に話を聞いた。「災害が起きてからすぐなので、急性期になる。本当に恐ろしい体験をされた方はそれに対する強いストレス反応が出ているはず。この強いストレス反応は恐ろしい体験をすれば誰しも起こることだが、それが1カ月以上長引くと、PTSD(=心的外傷後ストレス障害)になる。それは強い反応が出ていてもおかしくはなく、恐ろしい異常な体験に対する正常な反応ということで、動揺や恐怖など色々な反応が出る。それに対して異常だと思わず、『こんな怖い体験をしたからそれはそうだよね』と思うこと。一番有効なのは安心安全の確保で、衣食住について確保されること。そういうストレスフルな体験に対して有効なのはソーシャルサポートであると言われている。周りの方と繋がることが今の急性のストレス障害をPTSDとかに移行させない秘訣だ」 続きを読む