周到な準備とリベンジへの情熱 寺地拳四朗、大胆な戦術変更で幕を開けたチャンピオンロード第2章 WBC世界Lフライ級王座戦 2022/03/20 21:35 拡大する 前WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)が見事にリベンジ成功――。京都市体育館で19日に行われたタイトルマッチで、寺地はチャンピオンの矢吹正道(緑)に3回1分11秒TKO勝ち、王座返り咲きに成功した。昨年9月の矢吹の勝利からおよそ半年。ダイレクトリマッチは思わぬ大差という結末となった。【映像】矢吹vs寺地、因縁のリマッチがついに決着 寺地にとってはどん底から這い上がるための戦いだった。昨年9月の試合は、「寺地有利」と言われながら10回TKO負け。この試合は2021年の年間最高試合に選ばれる好ファイトとなったが、具志堅用高さんの持つ世界タイトル連続防衛記録13を最大の目標に掲げていた寺地にしてみれば、地獄に突き落とされたも同然だった。 続きを読む