レギュラーシーズン中に、10万5500点というMリーグ史上最高スコアを樹立。新人ながらも個人成績4位と大健闘したKONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗（連盟）が、自身初となるセミファイナルシリーズでも、その実力を遺憾なく発揮した。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2021-22」セミファイナルシリーズ3月22日の第2試合では、第1試合の佐々木寿人（連盟）に続いて伊達が見事に連勝。チームを首位へと押し上げ、「ナイストップ！！！」「ありがとう」「伊達最強！！」「伊達ちゃんおめでとー」などとファンを熱狂させた。
「僅差の争いだし、すごく緊張するけど、チームメイトに背中を押してもらって行くところは行こうと思う」。実況によると伊達は試合前、このように語っていたという。起家からセガサミーフェニックス・東城りお（連盟）、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠（連盟）、伊達、U-NEXT Pirates・小林剛（麻将連合）の並びでスタートした当試合、その伊達は、まず東2局で小林からリーチ・平和・赤の3900点（供託1000点）を獲得。東4局1本場でも發・北・ホンイツの満貫・8000点（＋300点、供託1000点）を完成させ、着実に得点を重ねた。
南1局では、小林の跳満リーチを蹴り飛ばす2700点（供託1000点）のアガリ。リーチは1回ながらも放銃0回と以降も危なげなく試合を進め、そのままトップで逃げ切りを決めた。「短期戦なんで一戦一戦がすごく重たい」。試合後のインタビューで安堵の表情を浮かべた伊達は、セミファイナル16試合中「2試合を取れたのは、すごくアドバンテージになるんじゃないかなと思います」とコメント。開催2日目ながらも、これでチームが首位へ浮上したことについては「最高の開幕になった」と表情を和らげた。伊達は魔王と呼ばれるチームメイト・佐々木さながらの破壊力から、「魔王の系譜」と表現されることもある。尊敬する先輩は第1試合で今シーズン初となる役満・四暗刻をアガるなど完全復活しただけに、新戦力の伊達がしびれるポストシーズンでもレギュラーシーズン同様に活躍すれば、チームの初優勝も現実のものとなるだろう。
【第2試合結果】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）3万8000点／＋58.0
2位 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠（連盟）3万2900点／＋12.9
3位 U-NEXT Pirates・小林剛（麻将連合）1万6200点／▲23.8
4位 セガサミーフェニックス・東城りお（連盟）1万2900点／▲47.1
【3月22日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋272.4（2/16）
2位 渋谷ABEMAS ＋259.7（2/16）
3位 KADOKAWAサクラナイツ ＋98.2（2/16）
4位 U-NEXT Pirates ＋43.6（4/16）
5位 EX風林火山 ＋41.6（2/16）
6位 セガサミーフェニックス ＋34.5（4/16）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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