三浦弘行九段、大会活躍で「サインを求められることが増えた」ドラフト指名は直前まで「棋士の顔色を見る」/将棋・ABEMAトーナメント
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 盤上で最高クラスの将棋を見せる棋士も、その素顔を見せたことでファン層がさらに広がった。プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」に、三浦弘行九段(48)は3大会連続でリーダー棋士として参戦する。過去の2大会は後輩とチームを組み、普段は見せないリラックスした様子が反響を呼ぶと「すごく興味を持っていただいて、サインを求められることが増えた」という。ファンの間では「みうみう」の愛称で親しまれるベテランは、今年はどんな仲間を引き連れて戦うか。

【動画】ドラフト指名に悩む三浦弘行九段

 三浦九段は、過去の2大会を後輩の高野智史六段(28)、本田奎五段(24)とチームを組み、戦いやチーム動画の収録を重ねる度に、その仲を深めていった。「もともと好青年というのはわかっていましたし。1年目から研究会をするようにもなりましたし、すぐに打ち解けたと私は思っています。将棋に真摯に取り組まれているお二人ですから、得るものも大きかったです。2人を選んで本当によかったです」と感謝の言葉が続く。

 気持ちのいい青年2人と過ごした様子は、様々な角度でカメラに収められた。「多くの方に応援していただいて励みにもなりましたし、結構反響があったんですよ。公式戦以上にありまして。近所の家電量販店に行ったら、店員さんに『見てます』とか言われて『へぇ』とびっくりしました」と、想像を超える反響を体感した。本人はカメラがオフになっていると思っていたところが実はオンで、気を抜いたところの映像がファンに好評だったところもあり「全部映っていると思った方がいいんでしょうね」と、ニヤリとした。

 3大会目となる今回、指名する棋士はどうしたものか。ドラフト会議前には「8割方、決めているんですけど」と言いつつ、しっかりと決め切れていないのは控室にいる、他のリーダー棋士の様子がわからないからだ。「探っているというわけじゃないんですが、誰が誰を指名しそうか見極めているんですよ。重複したくないじゃないですか。なるべく一発で引きたいと思っているので。うっかり名前を出してくれたりしないですかね(笑)」。可能な限り、抽選くじは避けたい。ちょっとでもヒントがあるなら、時間いっぱいまで待ちたい。将棋でも研究熱心な三浦九段らしい作戦だ。

 過去の2大会については「楽しい思いをさせていただいた」と感謝する三浦九段。「出るからには上を目指したい、という気持ちが本当に出てきました。気合を入れて、一緒になったメンバーと上を目指して頑張っていきたいです」と、予選突破のさらに先、頂点を狙う気持ちで臨む。そのためにも、指名は名前を書くぎりぎりまで悩む。

◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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