将棋の叡王戦本戦トーナメント準決勝が3月26日に行われ、出口若武五段(26)が佐藤天彦九段(34)に147手で勝利した。出口五段は決勝で服部慎一郎四段(22)と対戦。藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)への挑戦権をかけて戦う。
【中継】叡王戦 本戦 準決勝 佐藤天彦九段 対 出口若武五段
デビュー3年目でブレイク中の出口五段は、名人3期の実績を誇る佐藤九段が得意とする横歩取りを受けて立つと、中盤には大駒の交換が何度も繰り返される派手な展開に。盤面中央が戦いの焦点になると、両者間で形勢が細かく揺れ動いたが、2枚の竜で迫力ある攻めを続けたのは出口五段。最後まで抜かりなく佐藤玉を寄せ続けた。
この結果、決勝はデビュー3年目の出口五段と、デビュー2年目の服部四段という若手ホープ同士の対決に。どちらが勝ってもタイトル初挑戦だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)