これが麻雀の怖さか。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2021-22」セミファイナルシリーズ、4月4日の第1試合でKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)がトップを獲得し、今シリーズ早くも2勝目。U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)が4着となり、これで3連続のラスとなった。岡田は今期レギュラーシーズンではわずか1勝。それに対して瑞原は個人成績でMVPを獲得していたが、ポストシーズンでの成績は対照的となっている。
このトップを含め、岡田はポストシーズン1・2・1着と好調。レギュラーシーズンでは幾度となく訪れたトップのチャンスを掴み切れず、初勝利は越年の1月と、全選手の中で最も遅かった。一方、瑞原は“連対クイーン”の異名を取るほど、序盤から勝ち星を増やし、最後は大ベテランのKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)との直接対決の末にMVPを獲得、手が付けられない強さのまま、このシリーズへ突入したはずだった。
早くも2勝目の岡田と、3連続ラスの瑞原。レギュラーシーズンからセミファイナルシリーズまで、試合のなかった空白の1週間で何かが起きたのではと思うほど、お互い別人のような成績だ。ここにはまさに一寸先は闇にも光にもなるという、麻雀の怖さが表れている。悲痛な面持ちでインタビューを受けた瑞原には「非情やねぇ」「内容は悪くなかったのにな」「がんばれ!」「まだ全然戦える」と、挽回を期待するファンからの声が多数投稿されていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







