魔裟斗「目を開いたまま天井を見ていた」戦慄の右ハイ、衝撃の逆転KOに驚き
【映像】魔裟斗が驚愕した逆転KO
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 先にダウンを奪って試合の主導権を握ったと思った矢先、側頭部に右ハイキックを被弾して大の字で撃沈。よもやの大逆転KO劇にK-1のレジェンド・魔裟斗が「“何が起こったんだ…”という感じだった」「目を開いたまま天井を見ていた」など驚きを露わにした。

【映像】魔裟斗が驚愕した逆転KO

 4月3日に国立代々木競技場・第一体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」。K-1無差別級トーナメント準決勝で谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と加藤久輝(West A / ALIVE)が対戦。試合は1ラウンド序盤にダウンを奪われた谷川が、ラウンド後半に右ハイキックを一閃して衝撃の逆転KO勝ちを収めた。目が覚めるようなダウンシーンに魔裟斗が「目を開いたまま天井を見ていた」「“何が起こったんだ…”という感じだった」など、驚いた様子で話した。

魔裟斗「目を開いたまま天井を見ていた」戦慄の右ハイ、衝撃の逆転KOに驚き
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 同トーナメントの一回戦を制した石井慧が肋骨を骨折してドクターストップ。その結果、準決勝ではリザーバーの加藤と谷川の対戦が実現した。加藤はリザーブファイトで愛鷹亮の攻撃を完封しつつ、最後は左フックで沈めるなど上々の勝ち上がりだ。

 このマッチアップにABEMAでゲスト解説を務めた魔裟斗は「ローキック(谷川)と左フック(加藤)の戦いになる」と両者のストロングポイントを挙げて試合展開を予想。その言葉どおり、谷川が試合開始とともに鋭いローを飛ばしていく。

 さらに魔裟斗は谷川について「(リザーブで)加藤選手が上がってきたのでサウスポー対策がどうか?」とも。そのコメントの直後、加藤はゆったりとしたスタンスから急発進して谷川をコーナーまで詰めると、左ストレートからの右フックをテンプルに当て、谷川から早々にダウンを奪う。

魔裟斗「目を開いたまま天井を見ていた」戦慄の右ハイ、衝撃の逆転KOに驚き
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 開始1分のダウンシーンに加藤は勝利を確信したか、パンチの連打で一気に畳み掛ける。ややダメージがあるのか、追い込まれた表情の谷川だが、ローや顔面をかすめる左の掛け蹴りなどで反撃していく。

 ラウンド後半になると、得意のローを飛ばす谷川に対して、相手のグローブを触りながら距離を設定する加藤。と、一瞬の間が生まれたところで下がっていた谷川が一気に距離を縮め右のパンチを見せ、その流れで右ハイキックを一閃する。これが加藤の側頭部をまともに打ち抜くと、加藤は大の字にダウン。一瞬頭を起こした加藤だったが、体を起こすことはできず、ゴングが打ち鳴らされた。

 鮮やかな右ハイに魔裟斗は「加藤は倒れたときに目を開いたまま天井を見てましたよ。“何が起こったんだ…”という感じでした。ハイキックが来るのはわかってなかったですね」と試合の主導権を握りながら一発の蹴りで沈められた加藤のダウン時の心境を代弁。

 さらに魔裟斗はスロー映像を確認すると「右のパンチを出した後(の蹴り)だから見えにくかった。フェイントになっている。ミルコ・クロコップですよ。外側から回ってくるハイキックですね」と話し、往年のスター選手の名前を引き合いに谷川の逆転KO劇を興奮気味に称えた。

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